旅するナマケモノ

旅マニアな中年カップルの情報ブログ

スリランカお試し移住を終えて思う事

こんにちわ旅するナマケモノです。

 

スリランカに5ヶ月滞在し、南部の町ウェリガマや、ディクウェラなどでお試し移住をしてみて感じた事をまとめていきたいと思います。

 

これを読まれている方は、海外移住をぼんやりと考えている方や、スリランカに移住してみたいと思われている方なのではないでしょうか?通りすがりの方も大歓迎です。

 

まずは、何を目的としてスリランカに移住するのかという所だと思います。

 

スリランカは、魅力的な国です。

サーフィン、自然、アーユルベーダ、瞑想など、移住の目的となる物はたくさんあると思います。

 

私も、スリランカの自然や、アーユルベーダにはとても興味があります。

アーユルベーダーの学校にいつか行ってみたいです。

 

ナマケモノは、老後海外移住もいいなぁとぼんやり考えていて、今回は色んな所でお試し移住をしています。

そこで、老後などの単なる移住先としてスリランカを捉えるとどうなのか考えてみたいと思います。

 

バナナも色んな種類がある

 

物価は、日本よりもまだまだ安いです。

生活費を抑えるための移住も、可能といえば可能です。

 

[食事]

食堂で食べるライス&カリーは、2~300円くらいで食べれてしまいます。

野菜や果物などの食材は、日本よりかなり安いです。島国のため、魚介類も豊富。

紅茶も安くて美味しいですし、イギリスの置き土産、食パンも美味しいです。

ただし輸入品は、日本よりも高い傾向にあります。

 

そしてスリランカは政治的に不安定であり、私達がいる間にも物の値段がコロコロと変わり驚いたのを覚えています。どうやら税率が変わっているようでした。

時には上がりすぎた卵の値段を政府が下げるようにアナウンスするなんて事もありました。なんとも政治に振り回されそうな国ではあります。

 

外食となるとカレーが多いですが、最近はツーリスト用のレストランや、ピザハット、ケンタッキーなども町で見かけるようになりました。

ただバリエーションは少ないので、自炊する人の方がストレスは少ないかもしれません。

 

コロンボに行けば、日本食材が手に入りますが高いです。南部の町のスーパーで見かけたのは、キッコーマンの醤油だけ。日本食を必要とする人には、やや厳しい環境ではあります。

お金を持っていれば、ある程度のストレスからは回避することができるのはどこでも一緒のような気はしますが、私たちはそんなにお金があるわけではありません。

 でも自炊は好きなので、私たちは食事の面では特にストレスは感じませんでした。美味しいマンゴーや、パパイヤ、バナナ、パッションフルーツを食べられて幸せな時間でした。

 

ウェリガマで借りていた家

 

[住環境]

私たちはAirBnbで探しましたが、家の前に「House For Rent(家貸します)」と書いている家も多く、電話番号が書いてあるので、そこに電話をするかWhat's appでメッセージを送れば内見できます。

安い方だと家賃30,000円/月位からありました。

家や土地を売っているところもあり、田舎の方では80万円位で売っている家もありました。

これは住むエリアや、クオリティーも関係してくるので一概には言えませんが、日本よりも安く住めると思います。

 

私達は、清潔度が低い環境でもやっていけるタイプの人間ですが、清潔度の高い環境で暮らしたい方には少し難しいかもしれません。

雨、湿気が多いのですぐにカビが生えたり、ネズミが屋根裏で追いかけっこしていたり、自然が強いので清潔度を保つには結構な努力が必要だと思いました。

 

1ヶ月使わずに部屋に置いていた、リュックにカビが生え始め、急いで洗濯することもありましたし、キッチンの食材をネズミに齧られるのは、日常茶飯事。蟻もどこからともなくやってきます。

ある日ベッドで寝ていて、何かが足に触れたと思って起きたらネズミがいて、驚いたこともありました。猫を飼っていればネズミは下には降りてこないと言っていたスリランカ人もいましたが、どうなんでしょうか?

 

北部の夏はもっと厳しいようですが、乾季の終わりかけの南部の3月はかなり暑かったです。

冷房を買ってつければ、暮らしていけない事もないでしょうが、歳を重ねれば重ねるほど厳しい環境になると考えられます。

ヌワラエリアなど山岳地帯に行けば涼しいどころか、寒いくらいでしょうが。。。中々丁度良い気候の場所って少ないんですよね。

 

 

[人]

人間関係について言うと、スリランカは仏教国なので日本人と通じる心がある部分が多いと思います。英語も割と通じることが多いですし、私は人間関係でのストレスはあまりなさそうだと感じました。のんびりとしていて、優しいスリランカ人が、私は好きです。

 

「何してるの?」と聞くと、

「なーんにもしてないよー」と笑顔で話す大らかさ、私たちが持っていないものを持っている感じがします。

今でも、元気?なんてメールをくれるスリランカ人の友達が何人もいます。

 

もっと、長く滞在すれば嫌な面も出てくるかも知れないし、仕事をするとなると、ルーズである部分とか、適当な部分など細かい部分が気になることはあるかも知れませんが。。。

 

 

 

総合して考えてみると、スリランカ南部の暑くない11月〜3月は、移住先としてありだなと思っています。

しかし次にスリランカに行くのなら、南部の山の部分を攻めてみたいとも思っています。

 

 

結局移住じゃなくて、旅になってしまうのかな?

 

 

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