旅するナマケモノ

旅マニアな中年カップルの情報ブログ

スリランカ観光の穴場、宝石の町『ラトゥナプラ』

 

スリランカのお土産なにかを考えていらっしゃる方もいらっしゃると思います。

さて、スリランカの名産と言えば何が思い浮かびますか?

 

スリランカの名産といえば、まず上がるのが紅茶です。

ヌワラエリアの紅茶畑を眺めて、啜るミルクティーが、私の今までの人生で一番美味しいミルクティーでした。

姉に紅茶を送ろうと思って、訪れたコロンボの紅茶屋さんでは、マンゴーティーやバナナティー、ワインティーなんて物もあって、さすがは紅茶の国だなと思いました。

 

日本に10年働きに行っていた、スリランカ人の友達マーダワさんは、日本でスリランカの物を探してみたけど、紅茶とタワシだけだったって言っていたなそう言えば。。。

 

紅茶農場を訪れるのも面白いです

 

 

そして、次に上がるのがスパイスといったところでしょうか?

インドでは、5千年の歴史を持つと言われているスパイスですが、スリランカも古代から、ギリシャ人、ローマ人、アラブ人、とスパイス貿易をしていたと言うのですから、スリランカのスパイスは質が良いと思います。昔からスリランカのスパイスは有名だったことでしょう。スリランカの胡椒、ピリッと辛みが効いてて私は好きです。

 

あと「カレーリーフ」今回でやっと良さが分かりました。家があったら、庭に植えたい木リストに入れてます。

 

友人チャマルが、シナモンスティックを作るところを見せてくれた

 

シナモン頂いたので、頑張って干したけど最終的にカビました

 

 

そして、宝石。

スリランカの宝石は、2500年前から採掘と貿易が始まっていたようで、昔からスリランカは宝石の産地として有名でした。

現在でも、ダイヤモンド以外の宝石は大抵取れると言われています。

中でも、ブルーサファイア、キャッツアイ、ルビー、ムーンストーンが品質が高いようです。

 

ただ、スリランカのアクセサリーってゴテゴテしていて、ゴージャスなんだけど、普段使いが難しいデザインが多い感じがする。コロンボだったら、少し洗練されたデザインの物もあるかもしれませんが。。。多分お値段高い。

 

スリランカの国土の25%には、宝石が埋まっていると言われており、宝石の採掘が行われている町は30以上あるのですが、その中でも有名なのが、『ラトゥナプラ』です。

 

コロンボから、車で3時間、バスでも4時間程度で着くので、短期の旅行者にもオススメです。

 

 

 

ラトゥナプラでは、『Amba Gaha Yata Gem Market』

という、毎朝10:00頃から始まる宝石市場が毎日開かれています。

宝石を売る人、買う人が集まり、ルーペやライトを用いて品定めをしています。

 

今まで見たことのない量の、宝石の原石を見ることができました。

 

外国人だとわかると、自分の自慢の宝石を持って買わないかと声をかけてくれますが、欲しくなければ、「いらない」といえば、結構あっさり引き下がってくれます。

 

こんな御神木の下で行われています

 

今まで、あまり宝石に興味がなかった筆者ですが、こうやっていろんな宝石を見せてもらうと、キラキラした綺麗な色と質感に見惚れてしまいました。

原石や、カットしてあるものもそんなには高くなく、カットも数百円からできると聞いて、自分のオリジナルジュエリーを作るなんてのも良いなあと夢が広がりました。

 

そこで知り合ったおじさんに、知り合いの宝石の研磨屋さんに案内してもらったり、宝石の卸みたいな所に連れて行ってもらったり、その時の様子です。よかったらご覧ください。

 

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そして今回、ラトゥナプラを訪れた第一の目的は、宝石の採掘場をみてみたかったからです。

時々、採掘場を見たいという外国人もいるのか、宝石市場でも何人かに、採掘場に行きたい?と聞かれました。

 

町にいる人は、誰でも一つや二つは知っているのかもしれません。

宿のバルコニーからも、いくつか宝石の採掘場であろう場所が見えたりもします。

 

私たちは、宿のオーナーに、「採掘場の場所を知らないか?」聞くと、採掘場のあるMarapanaという村の名前を教えてくれました。バスでその村まで行き、村人に尋ねながら、採掘場までたどり着きました。

こんなアバウトな行き方で大丈夫?なんて不安に思う方もいるかもしれませんが、結構大丈夫なんです。スリランカ人とっても親切で、誰かが教えてくれるだろうと、根拠のない安心感があります。とりあえず人に会ったら、行きたい場所の名前を言えば良いのです。

 

 

時間に余裕のない方は、トゥクトゥクドライバーに声をかけて連れて行ってもらうと言うのも良いかもしれません。トゥクトゥク、風が気持ちいいですよね。

 

採掘場自体は、穴を掘って下に潜っていく(パイプ鉱山)もあるようですが、Marapana村のは川から直接掬い上げて宝石を見つけるという(パンニング)という方法でした。

 

当たり前のことですが、こうやって地道に宝石って探すんだよな。なんてシミジミ、地球って、自然って面白いなぁと。

日本ではこんなの見れないですもんね。宝石と言ったら、デパートで売っている物といった印象でした。

 

youtu.be

 

 

ラトゥナプラは、宝石の事しか頭になかったのですが、行ってみたら山の高さは違いますが、ネパールのような、良い田舎の山の村なんです。

 

それも、アダムスピーク(スリ パーダ (Sri Pada))と呼ばれる聖なる足跡と言われる山の麓に位置していて、少しバスで田舎の村にでも行けば、珍しい虫たちや、鳥たち、植物に触れることができ、観光客が少ない静かな自然に囲まれることができます。

綺麗な色の蝉

 

小さいけれど、静かで美しい滝

 

道端で拾った木の実、アフリカを一緒に旅したモモちゃんに送ってあげた

ラトゥナプラの宿からの夕焼け

 

もし今度スリランカに来ることがあればラトゥナプラから、エラ辺りに向けて、小さな村を探訪したいと思うくらいです。

 

緑の中を散歩したい方、宝石に興味のある方、静かな所が好きな方には良い所なのではないかと思っています。

 

ただ、まだまだ田舎の村です。不便さを楽しめる人におすすめします。

 

 

では、良い旅を〜