インドへの渡航6回以上、インド滞在日数合計2年を越す私たちが、初めてのインドで訪れる場所にお勧めする場所をご紹介したいと思います。
初めてのインド旅となると、
おそらくデリー→タージマハル(アーグラー)→バラナシ→デリー
と周る方が多いのかなと思います。
タージマハルは美しく、夕陽に照らされた色なんてピンクがかった乳白色で、とってもロマンチックないい色です。誰もが一目見てみたいと思う気持ちは良くわかります。
今は、違うかもしれませんが、私が初めて訪れた当初(2006年)は、観光客を騙してお金を取ろうというインド人が群がってくるのでうるさくて、うざったかったのを覚えています。そこが少し残念でしたが、感情を剥き出しにしてインド人と喧嘩することもインドの楽しみの一つでもあります。
2016年にインドを訪れた時は、昔に比べてインド人が大人しくなったようには感じましたが。。。何だか少し寂しいのは私だけ?
バラナシは、迷路のような町のところどころにヒンズーテンプルがあり、ガートがあり、身体を清めると罪が洗い流される聖地です。
一方では、人生の最後を終える火葬場もあり、生と死を考えさせられる場所でもあります。
インドを凝縮したようなこの町は、何度行っても飽きることのない魅力的な町です。
お時間があれば、
デリー→アーグラー→グワリオール(グワーリヤル)→オルチャ→カジュラーホー→バラナシ→コルカタ
というプランはどうでしょうか?
主に遺跡や、お城が好きな人向けになります。
グワリオールやオルチャは、外国人観光客が少なく、落ち着いた雰囲気で立派なお城や寺院を見ることができます。
グワリオールのお城の城壁が壮大でかっこよく、昔ついていた色が所々残っており昔のお城を少しだけ現実的に想像させてくれます。
これだけすごい物があるのに、穴場になっているなんて、インドの歴史の深さを感じさせられます。
オルチャは、素朴な町にお城や寺院があり落ち着いて見ることができる素朴な村です。ギラギラの観光地と、こういった小さな町を周って見ると、インドの印象も少し変わるのではないでしょうか?
カジュラーホーには10〜12世紀ごろに建てられた、たくさんの寺院があり、ユニークな彫刻が有名で、世界遺産にもなっています。
とにかく、彫刻の体のラインなど見応えのあるものばかりでした。
村ものどかなところで、遺跡の周りで牛を放牧していたり、薪を集めていたりします。
そして私が提案したいもう一つのコースは、
なんてコースはいかがでしょうか?ヒンズー教、チベット仏教、シク教を巡る旅です。
宗教に興味のある方には、面白いコースだと思います。
リシュケシュはガンジス川の上流にありヒンズー教の聖地で、ヨガの発祥の地と言われています。
ガンジス川の両側には、アシュラムが立ち並び、飛び込みでできるヨガクラスも多数あり、世界中からヨガをする人が集まってきます。
リシュケシュからさらに北に向けて旅をしていくのも、山と川が好きな方にお勧めです。
ナマ子がバイクで通ったのは冬だったので、途中迄しか行くことができませんでしたが、いつかガンジス川の源流への旅。ガンゴートリーからゴウモクそしてタポバンへのトレッキングに行ってみたいと思っています。
ダラムサラは、ダライラマ14世がインドに亡命して作られたチベット亡命政府のある町です。
チベット人の顔が日本人とも似ているからか、仏教だからなのか、食べ物がもう少し東アジア寄りだからなのか、不思議とホッとする町です。
おばあちゃんがマニ車を回していたり、若い僧侶たちが道を歩いているのをボーっと眺めているだけでも楽しいです。
チベットについて、あまりよく知らなかったのですが、こうして旅をしてみると、どうして?これってどういうこと?なんて疑問がたくさん湧いてきて、色々とお勉強になります。
旅はいい学校だなとつくづく思います。
運が良ければ、ダライラマ14世の法話が聴けるかもしれません。
インド人と言われた時に多くの人がイメージする頭にターバンを巻いたインド人がいますよね。これは、シク教徒の方なんです。
シク教徒は、ムガル帝国時代武器を持って戦った戦士であり、裕福で教養のある人たちの帰依が多かったため、イギリス統治時代にも官史や軍人として登用されることが多く、社会的に活躍する人材を多く輩出しています。髪と髭を切らないことでも有名ですね。
ここでは、無料で宿や食事を提供されておりシク教の豊かさも感じます。
なんと言っても夜に輝く、黄金寺院は綺麗で池を眺めながら、流れてくる音楽を聴いていると不思議な世界に迷い込んだような気持ちになります。
以上初めてインドに行く人に、ナマ子がおすすめしたいコースをまとめてみました。
まだまだ、インドでおすすめしたいところはたくさんあるので、中級編、上級編なんてまとめていこうかと思っています。
こんな情報が誰かのお役に立てれば嬉しいです。