ブログのご訪問ありがとうございます。
皆さん秘境というと、どのような場所を思い浮かべますか?
山奥の景色の綺麗な小さな村とか、海の綺麗な小さな島とかではないでしょうか?
秘境と聞くとワクワクしてしまうナマ子なのですが、近年旅行人口の増加や、交通機関の発達により、秘境というものはどんどん少なくなってきているように思います。
綺麗な場所には、皆が行ってみたいと思うだろうし、行く人が増えれば交通は発達し、来る人が増えれば、商売も少しずつ大きくなっていきます。
便利になり、地元の人が豊かになるのは、とても良いことだとは思います。
ただ、どこもテーマパークのような雰囲気になってしまって、素の良さってものがどんどん薄まってしまうと思うんですよね。
勝手な旅人の独り言です。
こんなことを言っても、時代の流れには逆らえませんので、秘境ラバーとしては今いける秘境を探していくしかありません。
そこで今回は、私たちが2016年に訪れた秘境、インドネシアのバンダ諸島をご紹介したいと思います。
本当は教えたくない場所ですけれど、まあ私一人足掻いたところでどうにもなりませんから、同じ秘境好きの方の助けになれば。
このくらいの大きさにすると、見えないくらい小さな島です。
この島何がすごいかというと、海がめちゃくちゃ綺麗なんです。
外から見て、海が綺麗なところはたくさんありますが、中も綺麗なんです。
地球温暖化のせいなのか、ダイバーやツーリストが増えたせいなのか、昔は綺麗だった珊瑚がどんどん死んでいき、魚も寄り付かなくなっている場所は多々あります。
ここは、珊瑚もカラフルで健康的で魚の種類も数も多くイキイキとしています。
人があまりいないせいか、魚が私たちを怖がらないのです。
シュノーケリングをしてると、魚の世界に入ったような気持ちになれます。
体長3m位の紺色のコブダイの群れに、出会った時の感動は今でも忘れられません。
バンダ諸島は、かつてスパイスアイランドと呼ばれ、ナツメグや丁子の産地でした。
スパイスが貴重であったその昔、アラブや中国、アジア諸国との貿易が盛んでした。
その当時、ナツメグなどのスパイスが、ヴェネツィアまで運ばれていたというのですから、なんともすごい話だなと思います。
その後、ポルトガルが来て、オランダが来て、イギリスが来て、最後には日本軍がやってきてとなんとも波瀾万丈な島であります。
カイ島で友達になった地元の人が、日本語も話せないのに、おばあちゃんから教えてもらったという日本の歌を歌ってくれた時や、コタアンボンを歩いているときに、佐藤さんの親戚か?などと声をかけられ、佐藤さんのお墓まで連れて行ってくれた時、なんとも不思議な気持ちになりました。
そういった歴史を感じられるところでも、面白い島です。
バンダ諸島で、私たちが訪れた島は4つ
まずはメインとなるバンダネイラ島
飛行場もあり、スピードボートや国営のぺルニという大型の船も、この島に到着します。
メインの島でありながら、のんびりとした雰囲気の島です。
ここでも十分海は綺麗です。他の島も近いので旅行者はここを拠点として、シュノーケリング、ダイビングツアーに出かけるという人も多かったです。
主な島としては、アイ島、ハッタ島、ルン島という島があり、
一番栄えているのは、アイ島です。
ゲストハウスも多く、島に着くと何人かの客引きが待っていました。
私たちは、目をつけていた船着場の横のGREEN PEACE ゲストハウスに行きました。
海が目の前のゲストハウスです。
ゲストハウスの数に対して、泊まる観光客の数が少なかったので、11日間ずっと貸し切り状態でした。11日いるのでと交渉して、3食付きで一人千円と破格の値段でした。
食事の味付けはココナッツの味付けで油っぽい物が多く最後の方には飽きてしまいましたが、いつも食べきれないくらいの量を出してくれました。
宿の前から海に入って、シュノーケリングをして、ご飯を食べて寝るシンプルな生活です。
島の内部には村があったり、スパイスの木の森があったりと友達になった青年に色々と案内してもらいながら、島の中も散歩しましたが、自然溢れ、素朴ないい島でした。
私たちで散歩に出かけ森の中で迷ってしまうというヒヤヒヤした体験もありましたが、小さい島だったのでなんとか村に辿り着き事なきを得ました。
ハッタ島は、アイ島よりもゲストハウスが少なくなります。私たちが泊まったMatta Bumbooは、3週間いるのでと交渉して1日3食付きで一人1500円で泊まっていました。
目の前が綺麗な海でハンモックがあり、シュノーケリングと読書、夜は星を眺めて日々が終わっていきます。シュノーケリングの質でいえば、アイ島よりもハッタ島の方が綺麗かと思います。どちらも綺麗なんですけどね。
ルン島は、時間がなくなってしまい行けませんでしたが次の機会にぜひ行ってみたいです。
ビザ延長の為にトゥアルまで行ったのですが、カイ・ケチル島というのもまたビーチの美しい島でした。ここは、厳密にはバンダ諸島ではなく、バンダネイラからまた一晩ペルニという大型の船に乗って行った所です。
珊瑚などのシュノーケリングは楽しめませんでしたが、小麦粉のような真っ白く細かい砂浜に綺麗な誰もいない海。
観光客もほとんど見かけることはなく、村人たちが漁業の網を直していたり、子供がサッカーしていたり、映画の世界にでもいるような気持ちになりました。
カイ・ケチルはまずまず大きい島でもありますので、バイクを借りて色んなところをドライブしても楽しかったです。
色んな海を旅してきましたが、今までの旅の中で一番秘境で、綺麗な海をあげるとすると間違いなく、バンダ諸島です。
6年前のお話なので、今は変わっている部分もあると思いますが、死ぬまでにもう一度訪れたい場所の一つです。
<バンダ諸島への行き方>
コタアンボンまで飛行機で飛ぶ。(ジャカルタ、マカサール、スラバラより)
<コタアンボンからバンダネイラ>
・Sam Air flight (セスナ機) 12席 荷物10kgまで 約IDR350,000位
予約 Ibu Desi +62 852 4316 0770 (WhatsApp)
・NEW CAR FERRY BAHTERA NUSANTARA02(所要時間一晩)
この船は私たちが訪れた時にはなく、最近走り始めた船のようです。
Airplane style seat IDR 145,000
Bunk BED IDR 195,000
Private cabin(最大4人まで、4ベッド、バスルーム、エアコン、TV)IDR600,000部屋代
加えてPrivate cabinの乗客はシートかバンクベッドのチケットを買わなくてはいけない。
予約 Pak Jery(アンボンの旅行会社) +62 852 9959 1075(WhatsApp)
・ペルニ(国営の大型船)
私たちは、ペルニを使いました。
地元の人たちが大勢乗っていて面白いのですが、中々ハードです。
遅れるのは日常茶飯事ですので長期旅行者向けかと思います。
2週間に一本程度 所要時間一晩
エコノミー 約IDR 110,000
・Fast BOAT(所要約6時間)
乾季にのみ営業中。
料金IDR 415,000
アンボン→バンダ 火曜と土曜 9:00
バンダ→アンボン 水曜と日曜 9:00